私たちが、明木地区に滞在している間、多くの地域の方たちと触れ合うことができました。 特に、周辺住民の方たちには温かく迎えていただきました。道端で出会った私たちに挨拶をしてくださる方も多く、時には、お菓子を差し入れてくださったり、生活用具を貸してくださったりと、物心両面において支えてくださいました。 また、期間中には、地域の行事にも参加。明木神社の奉納行事であるお供え行列を見物したり、神社での餅まきに加わったりと、地元の方たちと共に楽しい時間を過ごし、その歴史と文化に触れることができました。何度かお酒の席もご一緒させていただき、美味しい地酒を酌み交わしながら、地域のことやおすすめの場所など、様々なお話を伺い、住民の方たちとの距離も縮まったように感じま郷土愛溢れる 人 との出会いす。その気さくな人柄は、かつて、宿場町だったという地域性も現れているのかもしれません。 そんな自然体の交流の中で感じたのは、住民の方たちの強い「郷土愛」です。地域の歴史について詳しい方が多く、明木や萩の魅力について、誇らしげに話してくださいます。しかし、その一方で、過疎が進む故郷への危機感や、どうにか活性化させたいという熱意も伝わりました。 実際に、中谷邸での実証実験の様子をご覧いただいた際には、多くの住民の皆様に興味・関心を持っていただけたようで、若者達の働く場となり得るサテライトオフィスへの期待の声も多く聞かれました。地域交流11“”
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